ロマンディア

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Romandia

謎の冒険物語を書いています。

【01-05】邪教

 東の国にリング教という教団があった。端的に言うと、「みんなで手を取り合い、環になって踊ろう」という人達である。

 教祖はエンディア。彼には虐げられてきた過去があり、克服する反骨精神を持っていた。その過程においてできたバイブルが経典となっている。

 ただ、そんな背景もあってか、いささか乱暴な集金方法であることと、一度加入した場合、脱退が極めて困難なこと等から、東のロマンディア国内において、しばらく前に邪教認定されている。

 行き場を失った彼らは、都心や人口密集エリアから逃げるように、山脈の何処かに拠点を移した。そこからは何の音沙もなく、長い間、表舞台には出てこなかった。

 

 時は経過しイトクロックが台頭してくると、堕ちた教団は世界を変えることができる影響力(インパクト)にあやかりたいと考え、反逆の徒としてもう一度見返そうと企んだ。
 幹部のアッチクニが窓口となりコンタクトを取り続けた。クロックも勢力拡大を目論んでいたため、アライアンスを構築するにあたっては原則的にウェルカムだった。

 そして数か月後には「ルッシオの風」という新たなプロジェクトを組成した。

 彼らは結果を残すため最善を尽くした。“風”は今後、すべてを飲み込むブラックホールのような存在となる、それくらいの可能性を感じた。

 その後、さらなる協力関係を求めて北を目指すことになった。