【03-06】北海連合
中央の覇権やイーストハイウエイに負けまいと、バストーラが作った連合がより世界情勢を複雑化させることになる
契機はやはりナイトクロックの登場だった。構想を具現化しようと、まずはミッドナイトパスタに資金援助を依頼し、各地域の盟主を招聘した。
結果としてダークタートル、ブランド・ジャック、ソードファイターズの剣持、そして預言者アルバロ・レディゴがメンバーに名を連ね、当初の付け焼刃感を吹き飛ばした一大勢力になった。
勿論、次世代の継承も見据え、セロライン、バッドステディオ、ブランド・ジュニアを研究員とし、できるだけ関わらせたことも大きな意義がある。バストーラはカリスマ的な戦略家だった。
連合は、会議の中で初めに強み、弱み、脅威と機会について検討した。
S:重工業とエネルギー
W:研究開発力
O:世界の構造におけるうねりと再編
T:新興グループ、ライバルの成長
その結果、素材とエネルギーを独占し、中央や南への供給を制限しようと考えた。考えうる影響は、施設・設備の建設停止や最悪中止、価値を生まないことによるGDPの低下。ナショナリズムが生み出す経済界の停滞等である。
やはり、資源やエネルギーを保有していることは絶対である。いくら中央が力をつけていようが、所詮、出来上がったものの運用でしかない。生命線を握るとはまさにこのことである。