ロマンディア

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Romandia

謎の冒険物語を書いています。

【03-02】第二世代

 北の国ノースプラントはしばらくバストーラ時代が続いている。30年以上になるか、独裁の期間としては随分長い。ただ、国は潤っており民衆に不満はないという。この絶妙なバランス感覚があることはリーダーとしての資質が長けている証拠であろう。

 北の課題は世代交代である。10年ほど前になるが、第二世代を育てなければならないと方針を打ち出し、国家を挙げて幾人かの若手候補に帝王学を叩き込んでいる。

 そのうちトップの成績を収め、信頼と実績が抜きんでているのが次世代の長と目されているセロラインであり、ライバルとして左利きのハードノックと背が高く物静かなゴーストノートが後に付けている。

 一方、候補に選ばれながらも縛られず自由に生きるバッドステディオという者もいる。彼の自由な生き方と反骨精神を神格化するファンも多い。

 皇帝は御年70才。最近はいつもどのタイミングで退くかばかり考えている。英断の時が訪れる時期はもうすぐなのかもしれない。