【04-04】ビジネスの展開
バイキングストームの新たな名物は、国営企業「スノーエッジ」が製造する食器である。海賊もそうであったが、この国は割と何でも国営にしてしまう。
北西の北西といえば世界の果て、そこにそびえ立つレッダ山の麓には海水と真水が入り混じるスポットがあり、極めて純度の高い粘土を取ることができる。
昔から質の高い陶器が作られるところに着目したナイトクロックは、ミッドナイトパスタの周辺ニーズと北エリアの工業環境を巧みに利用する等、政策を展開していた。(もしかしたら、「ナイトの系譜」という裏の設定も存在するのかもしれない…)
中でも東の洋菓子店アルフレッドや、北東のワイン工房ブラッディ・ジュテームとのコラボ企画は大成功し、爆発的人気の要因となった。
今やおしゃれな贈答には欠かせないアイテムで、限定品の発売には世界中からバイヤーが大挙詰めかけ、即日完売→プレミア価格が当たり前となっている。
コレクター同士のコミュニティも割と多く、「#“スノエ”でティータイム」が時たまトレンド入りする。
<オールドカマーのブリザードンが持つグラスワンド>